みたかマロン動物病院

パグ好きによるパグについて

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パグの魅力と注意点

パグ▼(・谷・)▼=@

こんにちは!愛玩動物看護師のジェームスです🐶

実は我が家には、遡ること15年以上前からパグがいます!

初めてパグを飼ったとき、私はまだ小学生でした◇
当時は耳が立っていて、ふわふわで、尻尾がまっすぐなワンちゃんに憧れていたんです…(´;ω;`)

かなり真逆ですよね(笑)
もちろん家族会議でも提案しましたが、あっさり却下されました。

でも単純な私は、初めてパグの赤ちゃんを抱いたその日から…
パグ大好き人生にどっっっっぷりです((´∀`*))ヶラヶラ

ただ、その子は3歳という若さで病気で亡くなってしまいました。
あまりにも短い命に、家族全員が大きなショックを受けました。

家に帰るとチャチャっと駆け寄ってくれていた存在がいない寂しさは、本当に大きかったです。

そして2013年に、再びパグを迎えました。

クーチェ

カオン

クーチェの2年後におうちにきました♡

2026年の今も元気に過ごしています!
たまにマロンに来ることもあるので、見かけたらぜひヨシヨシしてあげてください😊

さて、私の話はこのくらいにして…

15年以上パグと暮らしてきた飼い主として、そして動物看護師として
パグの魅力と、飼ううえで気をつけたいポイントをまとめていきます!

パグについて

意外と歴史が長いんです。

パグのルーツはとても古く、紀元前の中国までさかのぼると言われています。

当時は皇帝や貴族に愛される「特別な犬」でした。
その後ヨーロッパへ渡り、特にオランダやイギリスの王室で人気に😲

オランダでは王様の命を救ったという逸話もあり、「忠誠の犬」として知られています。

今の丸っこい体型はヨーロッパでの改良によるもので、昔はもう少しスリムだったとも言われています。

性格はとても穏やかで、人が大好きな子が多いです。
子どもとも上手に接することができるのも魅力のひとつ。

お散歩も20〜30分程度でOKなので、比較的飼いやすい犬種だと思います。
(もちろん若いうちはしっかり遊んであげてくださいね🙂‍↕️)

短頭種とは?

パグだけではなく、短頭種のワンちゃんを飼う上で知っていてほしいことを説明していきます。

パグは「短頭種(たんとうしゅ)」に分類される犬です。
これは簡単にいうと、鼻が短くて顔がぺちゃっとしている犬のことです。

同じ仲間には、フレンチブルドッグやシーズー、ペキニーズなど。その子の頭の形によってはチワワやポメラニアンも短頭種に分類されます。

この顔、好きな人にはたまらないですよね😊
ただし、この構造には注意点もあります。

短頭種(パグやフレンチ・ブルドッグなど)は、顔が短い分、ちょっと呼吸が苦手な体のつくりをしています。特に「軟口蓋(なんこうがい)」と呼ばれる、のどの奥のやわらかい部分が長くなりやすく、空気の通り道にかかってしまうことがあります。人間でいうのどちんこの部分です。
イメージとしては、ストローの中にやわらかいフタがずっとかかっている感じ!

さらに、「鼻の穴が狭い」「気道もせまい」といった特徴もあるので、より呼吸がしづらくなります💦そのため、ガハガハ、ゼーゼーとした呼吸・いびきが出やすいといった様子が見られます。

ひどい場合チアノーゼ(酸素が足りず歯茎や舌が青紫色に変わる)を起こしたり失神することがあります。

そしてもうひとつ大事なのが、体温調節がちょっと苦手なことです。

わんちゃんは汗をかけないので、「ハァハァ(パンティング)」することで体温を下げていますが、短頭種はその呼吸がうまくできないことがあるため、体温を下げにくいんです💦

「体温を下げにくい=熱中症にもなりやすい」です。無理な運動や長時間の散歩は避けることが推奨されるほか、夏場の直射日光下で放置、アツアツになっている車内にいれるなどはNGです!

次回「熱中症について」をブログでまとめれればと思います!

 

短頭種に多い呼吸のトラブルをまとめて**「短頭種気道症候群」**といいます。

症状としては
・呼吸が苦しい
・いびきが大きい
・興奮時にチアノーゼ
・嘔吐などの消化器症状

などがあります。

呼吸の通り道が狭いため、息を吸ったり吐いたりするのに大きな力(努力性呼吸)が必要になります。

この努力性呼吸を続けると、胸腔内が強い陰圧になりやすく、その陰圧によって気管がつぶれてしまいます。その結果徐々に難治性の気管支炎や気管支虚脱になることもあります。またその状態が長く続くと気道や肺に異物や細菌が侵入しやすくなり、誤嚥性肺炎などのリスクも高まります😱

対策として内科的治療と外科的治療の2種類があります。

≪内科的治療≫

ダイエット(太っているとゼイゼイしやすくなります)

ステロイド(炎症を伴って腫れている場合)

去痰剤(ゼイゼイに痰が絡む場合)

酸素室や酸素マスク

≪外科的治療≫

外鼻孔拡大術

→ 鼻の穴を広げて、空気を吸いやすくする手術

軟口蓋切除(なんこうがいせつじょ)

→ 長すぎる軟口蓋を短くしてのどの通りを良くする

これらを行うことで、呼吸が楽になる・熱中症リスクの軽減・将来的な悪化の予防につながることがあります(※もちろんすべての子に必要なわけではなく、症状や状態をみて判断します。)

ちなみにこの子はこの二つの手術を行いました👇

かなり重度の短頭種気道症候群で、散歩の準備をしている段階で興奮のあまり呼吸が大変なことになっていましたが、明らかに手術のあとに呼吸のガーガー音がしなくなったり、長めの散歩ができるようになったりとQOLがガっと上がった実感が大きかったです😲

 

もちろん、ほかにも日常的に大事なことがあります。

■ しわのケア

パグの魅力でもある「顔のしわ」ですが、ここに汚れや水分がたまりやすいです。

放っておくと垢のようなものが溜まりくさーーいにおいを放ちます。

においだけではなく、それが痒み、赤みの原因になり、皮膚炎につながることも💦

対策として、 「ガーゼやコットンでやさしく拭きそそのあとしっかり乾かす」

これを週に1回でも大丈夫なので習慣にしておくとかなり安心です。すでにかゆい状態で急にはじめようとしても場合によってはかなり嫌がる子もいます。日頃からお顔に触らせてもらえるように慣れさせておくことが大事です。

 

■ 太りやすいので体重管理をしっかり

パグはとにかく食欲旺盛!よく食べます!!!(うちの子の場合飼い主に似たんですかね???)

人間がご飯を食べてるときおこぼれがないかずーっと待ってます!

そしてよく食べる割には運動量はそこまで多くないし、よく寝るので太りやすいです。

パグにとって肥満はNGです!なぜなら

太る→呼吸がさらに苦しくなる→熱中症リスクアップ

他にも、関節に負荷がかかるなどリスクが高まります。

「 おやつのあげすぎ注意・フード量はできる限り計る(カロリー表に沿って)・無理のない範囲で毎日お散歩・いっぱい遊ぶ」がポイントです。

 

ただし、短頭種ならではの体の特徴があるため、
「暑さ」「呼吸」「体重管理」はしっかり意識することが大切です。

一緒に生活するのは簡単でも食事と運動のバランスを保つのは少し難しいかもしれません。

それでもパグちゃんにはたくさんの魅力が詰まっております!
これから迎える方も、すでに一緒に暮らしている方も、ぜひ参考にしてみてください♪

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